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当院での研修について


ごあいさつMESSAGE

ブレストセンター長 乳腺外科教授 中村 清吾

ブレストセンター長 乳腺外科教授

中村 清吾

全人的な医療が実践できることのみならず、
日本発のエビデンスが発信できるような医師の育成を目指して

乳癌の診断と治療は、この10−20年間に急速に進歩し、外科手術のみならず、薬物療法(化学療法、ホルモン療法、分子標的療法等)、放射線治療を上手に組み合わせる事で、生存率は飛躍的に向上しています。

手術の縮小化(乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検)が進む一方で、整容性を考慮した形成外科的な手技も求められています。転移性乳癌では、薬物 療法と並行して、転移部位(骨、肝、肺、脳など)に応じた全身管理が必要とされ、緩和ケアチームとの連携のもとで、ペインコントロールや心のケアについて も修練します。

また、当教室では、遺伝性乳癌の診断と治療(乳癌全体の5−10%)にも力を注ぎ、遺伝カウンセラーや産婦人科医等との協力のもとで、最先端の診療 システムの構築に努めています。特に、乳癌は、腫瘍領域で分子生物学的な研究が最も進んだ分野でもあり、トランスレーショナルリサーチや、その国内外での 発表、海外留学も積極的に支援します。

全人的な医療が実践できることのみならず、日本発のエビデンスが発信できるような医師を育てたいとの思いで、ブレストセンターを設立しました。乳癌の撲滅を、共に目指す同志を募集します。

ブレストセンター 乳腺外科教授

明石 定子

乳癌診療の最先端、様々な研究と機材・薬剤の開発も進み、
治療成績の向上も著しいエネルギッシュな分野です。

乳癌は毎年9万人以上の方が罹患する女性の癌としては一番罹患数の多い疾患で、残念ながら増加続けています。そして治療期間もどんどん長くなっています。ですので、患者さんの増加に比べ乳腺専門医は圧倒的に不足しており、若い力、皆さんの力を必要としています。

乳腺外科医の守備範囲は広く、乳癌の外科的手術だけでなく、検診から精査・診断、術前術後の薬物療法、再発治療、緩和医療と乳癌診療に関わる全行程に関わっています。診断の目、手術の技、薬物療法の匠、全てできる乳癌のgeneralistの道もあれば、どれか一つを極めて乳癌の中でもspecialistという道もあるでしょう。比較的若い患者さんも多いため、治療後の長い人生を見据えて、妊孕性の温存、就労支援といった患者さんの人生に寄り添う視点も必要な分野でもあります。新しい薬剤もどんどん開発されており、治療成績の向上も著しくエネルギッシュな分野です。

当医局は手術件数が多いだけでなく、中村清吾教授の協力なリーダーシップの下遺伝性乳癌のパイオニアとして日本の遺伝性乳癌診療を牽引してきた実績があり、また新規開発の画像診断機器、手術器具の共同開発などわくわくする研究があります。治験を通して新規薬物治療に触れる機会も多く、乳癌診療の最先端に触れることもできます。また子育て中の医師も多く、基礎研究に軸を置いた医師、あるいは開業した先輩など、様々なロールモデルにも出会うことができるでしょう。
一緒に乳癌に戦っていく仲間を広く募集しています。是非お待ちしています。

当院での研修TRAINING PROGRAM

当院での研修(図)

初期研修医に対して

本校の各附属病院における初期研修プログラムは病院ごとに異なってます。
昭和大学本院では初期研修において外科は必須ではなく、2年次の1年間、1か月ごとの単位で希望した診療科で研修を行うことができます。
当院だけでなく他の附属病院の診療科での研修も可能であり、他の附属病院からの研修も受け入れております。(2021年8月現在)
初期研修に関しては随時変更の可能性がありますので病院ホームページを確認ください。

後期研修医に対して

新専門医制度に則った研修を行ってます。
当院の外科研修プログラムは当院を基幹施設、江東豊洲病院など15施設の連携施設からなる専門研修施設群にて修練を行います。
2年間で外科専門医取得に必要な症例数の診療経験を行い、3年目からはサブスペシャリティとしての乳腺外科専門医取得に向けた専門研修に移行します。
後期研修医より日本乳癌学会などでの学会発表を年に数回おこなっております。

卒後10年以内の若手医師に対して

乳腺専門医取得のための研修や学会発表、論文作成を指導いたします。
学位取得のための大学院進学や、国内外留学が可能です。希望者には積極的に国内外の留学も斡旋しています。これまでに、カリフォルニア大学サンフランシスコ校分子遺伝学部門、癌研究会癌研究所ブレシジョンメディシンセンター、国立がんセンターなどへの国内外留学者がいます。
また、国際人を養成する観点から、当院では海外の留学生も積極的に受け入れております。

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